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風船
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作詞 智空 |
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青い空を駆け抜けるひとつの風船 見上げると 眩しかった
どんなに手を伸ばしても どんなに追いかけても届かなかった
今まで夢見た事をいくつ「見た」だけで終らせてきたんだろう?
一瞬だけ考え また諦め また歩き始めようとしたその時
ひとりの少女が走り去った 笑いながら走って行った
もう1度視線を足元に下ろすと其処には歩いている自分の足があった
僕はやっと気が付いたんだ 僕は歩いている あの子は走っている
走って飛んだらあの風船にも手が届いたのかな?
走って笑ってたら夢は現実になったのかな?
僕は笑った でも走れなかった もう遅いのかな?
僕が今するべき事は後悔では無いはずだ 分かってる
君に追いつくために走りたかった 僕も自分の足で
青い空をまたあの風船が駆け抜けた 見上げても 眩しくなかった
どんなに手を伸ばしても 背伸びしても届かなかったのに
今まで見てきた夢を簡単に「現実」にしてしまいそうになった?
一瞬だけ迷い また触れ また掴もうとしたその時
ひとりの少年が歩いていた 下を向きながら歩いていた
もう1度だけよく見てみるとそこには昔の幼い僕の泣き顔があった
僕は初めて見たんだ 抱えてた孤独を あの幼い僕は泣き出しそうだ
走って飛んだらあの風船にも手が届いたのに。
走って笑ってたら夢は現実になったのに。
僕は笑った そして僕が走った まだ大丈夫だった
僕が僕を守るために作ったあの道は もう要らない
君にやっと追いつける気がしたよ 僕のこの足で
君は笑った 僕も笑った そして走った 無いはずの道を
今やっと僕が手放した風船に手が届いた気がしたんだ 自分の手で...
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