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白と灰色と黒と・・・
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作詞 智空 |
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騒がしい公園の端っこで 1人ブランコで揺られる少女が泣いた
僕は自分とその子を 重ねて見ていたんだ
少女は泣きながら・・・微笑んだ。
君はその笑顔の下にどれだけの孤独を抱えているんだろう?
公園を走り回る子供達の笑い声が遠くに聞こえたんだ
真っ暗な空間の中に真っ赤な風船が飛んでいく
君は 一枚の紙の上でいろんな色を混ぜて黒を作った
唯一混ぜなかった白を僕に渡して君は去っていった
君は笑った 孤独の中で 黒色を見て微笑んだ
僕は笑った 君の真似をして
真っ黒な紙を見て2人で笑った 意味は無かった
ただただ 最初は凄く綺麗だったたくさんの色を混ぜたら
綺麗じゃなくなった 当たり前の事だった
空に手を伸ばし 夢に背伸びし 少し格好つけて
君に渡された白色は1回も使っていなかった・・・
黒に白を混ぜた 灰色になった 当たり前の事
でも君は白を拒んだ 黒しか見なかった
君自身きっと分かっていないだろう 僕も分からない
でも君は黒しか認めたくなかったの?
少しでも明るくなった色は嫌だったの?
君は白を拒んだ 僕も光を拒んだ
手に入れたものは? たったひとつの「孤独」だけだった
もう1度君に会えたならこの絵の具を君に返すよ
僕には必要ないから 気づいたんだ 光に
今度は君が気づく番 手を伸ばせはすぐに届いた
その真っ白な存在に・・・僕はもう気づいたから・・・
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