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no message , but more cry
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作詞 茶柱 |
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街灯一つない街を見下ろしながら
家の中で吐く息さえ白いのに
あえて窓を開けたんだ
外は満月で明るく照らされていた
真夜中でも明るい都市を見下ろしながら
ホテルの中はすごく暖かいけれど
あえて窓を開けたんだ
外の満月は照らす役目がないようにさみしく光っていた
二人の距離は遠く離れているけど
二人が見ている月は少し違うけど
この日、クリスマスの夜に二人がいるのは事実だから
どんなに離れていても
どんなに違う環境でも
二人の思いは同じ「会いたい」
電話番号も知らないのに適当に電話かける僕を
あわれと思うかもしれない
間違い電話をかけてはまたかける僕を
みじめと思うかもしれない
それでも僕はただひたすらにボタンを押している
かかるはずもないのに...
一億何千万分の一なのに...
心のどこかで期待しながら
君と過ごした楽しい時を浮かべながら
ボタンを押している
不意に留守番電話にかかった
なぜかとても懐かしい感じがして
絶対に違うのだけど 僕はメッセージを入れた
三十秒の長い時間は僕には短すぎた
すぐに言えばいいのに重すぎてなかなか言えなかった
そしてとうとう何も言えなかった
彼女は外にいた
電話の鳴り響く音に気付いて
家に駆け込んだ
留守番電話ランプがついていた
彼女は三十秒の無言メッセージを聞いて泣いた
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本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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