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雨音
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作詞 葉音 |
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「ごめん。さようなら。」
降り注ぐ雨
騒がしいくらいの雨音
僕の前にいるのは、君
君の前にいるのは、僕
君は涙を流しながら僕に
「泣いているの?」って
泣いてないって言おうと思ったのに
僕の頬には暖かい雨が流れてたんだ
そうだよ。
僕は泣いてるんだよ。
水面に雫が落ちては広がる波紋
広がっては消えて
まるで今までの思い出のように
次々と脳裏に浮かんでは消えてゆく
ごめんなんて言わないで
余計情けなくなるから
謝るのは僕の方なのに
あの時君は僕に止めて欲しかったんだよね
君の弱い所受け止めてあげられなくて
今度君に会ったら僕が君の涙を拭うから
「またどっかで会えたらいいね。」
雨音は消え去り
残されたのは水溜り
泣いている、君
泣いている、僕
僕は涙を流しながら君に
「なんで泣いてるの?」って
そしたら君は寂しそうに
「だってあなたが泣いているから。」
これ以上僕に
愛しいという感情を与えないで
水面に映る悲しげな君の顔
抱きしめたいけど
まるで僕が別れを告げたように
涙でぐしゃぐしゃな君の顔
また会えたらなんて言わないで
さよならできなくなるから
君が後ろを向き走り去ってゆく
切ない雨音を立てながら
残ったのは雨音の余韻
そして絆の証だったリング
ずるいよね。
止めて欲しかったら言えばいいじゃん。
そうやって僕の記憶に居座るような言葉残して
一人だけ旅立ってゆくなんてさ。
そんなんで忘れられる訳ないじゃん。
…。。。戻って来いよ。
今度はちゃんと全て受け止めるから
涙が出たのなら拭うから
悲しいのなら傍にいるから
苦しいのなら僕も同じ苦しみを味わうから
もう一度君を愛する権利を得られるのなら。
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