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”君” へ捧ぐ歌
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作詞 きなこ餅 |
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「君が言うほど雪は綺麗じゃない 銀世界でもない」
なんて馬鹿にしたら君はそうだねって寂しそうに呟いた
二つ並べた雪だるま 僕に見えないように隠したね
全部 全部 全部 解っていたんだ
どうして君は側に居るの? 僕はずっと逃げているのに
曖昧な返事で誤魔化して逃げ場を確保していたんだ
君を疑って 些細なことでも責め続けていた
ほら 僕は最悪な人間だよ だからもう自由にしてあげる
ねえ どうして行かないんだい 二度と傷を増やさなくてすむのに
…どうして そんなにたくさんの笑顔をくれるの
僕は 君にとっての幸せの城の欠片にもなれない
だからもう放り投げて 邪魔にならないように
君は春を迎えて 僕は静かに溶けて消えていくだけだから
「ふたりの足跡はねこれからも続くよ 御伽噺じゃない」
君は真っすぐな瞳(め)で自信たっぷりに嬉しそうな顔で言う
頬に落ちた牡丹雪 僕の涙を隠してくれたよ
みんな みんな みんな 愛してくれたの?
そうだね僕は君で生きる もう二度と手放しはしない
適当な言葉ではぐらかして非常口を作ろうだなんてしない
今更だけど 心の底から笑いあってみたい
ねえ 君は最高の恋人だよ だからもう頑張らなくていい
ほら 僕が君を守るから ふたりで傷を増やし癒していこう
ありがとう こんなにたくさんの ”愛” 注いでくれて
ありがとう こんなにたくさんの ”笑顔” 届けてくれて
ありがとう 世界にひとりの ”君” に出会えたことに
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