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子犬からの贈り物
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作詞 Silent Night |
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全てはあの日から始まったんだ 君の凍える小さな体を
ボロボロな箱の中で 僕は見つけた
かわいそうなその姿を見て なぜだろう涙があふれてきた
捨てたのはどこのどいつだ こんな子犬を
ミルクだけでもあげようと思って 家に連れて帰ってきた
元気に飲む子犬の姿 かわいらしいな
長い時間捨てられていたのだろう 今夜はうちに泊めてあげよう
さぁこっちに早くおいでよ これが風呂だよ
怖がらなくていいんだよ きれいにしてあげるだけだよ
捨てた人間を思い出すんだね 仕方ないか
怖がらなくていいんだよ 僕は違う人間だからね
どうやら人間が怖いらしい 全く僕になつこうとしてくれない
そうだ明日は日曜日 散歩に行こう
じゃあ今日はもうそろそろ寝ようかな お前も一緒にベッドで寝るか?
なんだよその変な泣き声 嫌ならいいよ
こんな毛布しかないけれど これでいいなら貸してやるよ
ほらこっちに早くおいでよ 温かいだろ?
お前結構\かわいい顔してるな そんな目をしてこっちを見るなよ
もう部屋の電気消すから じゃあおやすみ
やっと安心したのかな? 静かな寝息が耳に届いた
どんな夢を見てるのだろうな まぁいいか
僕も面倒見がいいな 明日には帰すんだから
朝目が覚めると あいつがいなくなってた
どこにいったんだ!家の中なのに!
玄関に行くと ドアが開いていた
鍵閉めたのに!開けやがった!
1時間探しても犬の姿すら見当たらなくて
もしものことを考えてたりしてて
たった一晩だったけど 僕には大切な存在なんだ
昔事故で子犬を失ったときのことが頭をよぎった
もうあんなことはいやだ 頼むから無事でいてくれ
公園を探していたら 見たことある犬の姿
気づいたら無我夢中で走っていた なぜだろう
たった一晩過ごしただけで こんなにも変わるものなのか?
なんだよそのくわえてるもの たくさんのきれいな花
まさか僕のなのか?そんなまさかな
でも子犬は花を置いた 僕の足元に花を置いた
まさか僕のためなのか?子犬だろう?
それから僕は子犬と生きている 僕にもなついてくれている
こいつはとても優しくて 僕の心がわかるみたいで
いつしか別れるときがくる けど僕はそれまで育てる
もう子犬は大きくなって 立派な大人になったんだよ
いつか花を挿した花瓶 花は散ってしまったけど
いつまでも置いておく 大切な宝物だから
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