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夜の無くし物
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作詞 きなこ餅 |
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君を捜して歩く道 月が煌めいてもやめないでいる
途切れることのない涙の跡は 過去を悲しみで彩る
ねぇ 雨が降ってきたよ やむことを知らないほど
それとも 僕がやませたくないのかな
君が駆け寄って来て 傘を差し出してくれるかもしれないと
叶うはずのない願いを何度も祈ってしまうから
聴きたいよ 君の言葉が奏でる幸せのメロディー
今はノイズに紛れて全てが 途切れ途切れ
さよならも 君が言うなら明日を楽しみにさせてく
なのに それすら僕から去ってく 千切れ落ちて
光を失い明日は闇 二度と太陽には辿り着けず
輝くことも知らない星屑に どうか流れてと願うよ
もう 足が動かないよ 歩くのも疲れたんだ
それでも 君があの空で手を振るよ
それが蜃気楼(まぼろし)だと本当は気づいていた 逃げていただけ
始まりなどいらない 終わりをいつか迎えて泣くから
逢いたいよ 僕の未来にひとつ足りないものがあるよ
今は届かない遙か彼方の 愛しい そう、君
さよならも 僕が言っても君は居ないから消えるだけ
そうか これからも僕は独りなんだね ようやく気づいた
きっと これからも朝はやってくるんだ ……君が居なくても
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