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モラトリアム
作詞 中島
 浮游感に包まれて 夜の海面
 月灯だけを道標に 舟がひとつ滑ってく
 きっと 届きそうで届かない
 その先の光

 常に揺られて行ったり来たり
 身勝手に 傲慢に
 落ちて 欠けた この空

 決して 愛とは呼べないその脈動
 僕は知らないふりをして
 君は迷う いつかは消えてく
 だから
 今だけはこのままで
 もう少しこのままで


 自己満足の為だけ 途切れた糸
 隠れてしまった道標 消したのは自分自身
 だから これは代償なんだ
 君という光

 もどかしくって息ができない
 望んだ僕 残酷な
 空と 海の あいだに

 落ちた 暗い海底と銀の舟
 僕は知らないふりをして
 君は言った 消えない想いを
 さらって
 変わりたくないよって
 平穏を叩き壊す


 いつものように笑えてたら
 もう少し大人になりきれてたら
 僕ら は


 濡れた 隙間を埋めた君の頬
 流れた涙を飲み干して
 報われない だけど捨てない
 ひとり
 海底より愛を込め
 あの日の君に溺れる

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル モラトリアム
公開日 2006/12/03
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント どうしても捨て切れなかった。だから終わった。ねぇ僕らがあのときどんな選択をしていたら、舟は沈まなかったのかな。
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