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精一杯の『ありがとう』
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作詞 杉下來朱 |
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こうして たくさんの人の中に
私とあなたは消えていって、
いつか 私が、あなただと
あなたが、私だと 感じることさえ
なくなるのだろうと思って
私はあなたの背中を見送った。
体全体が あなたが私の横にいること
教えていたの でも黙り込んで
私は振り返ることはできなかった。
最後に別れた日から、
私はせめて、あなたの好きな色に
染まりたい!と思って、
今日まで頑張って来たよ。
友達にもね、あなたの好きな色が
私に「一番似合う」と言ってくれるように
なったほどなんだよ?
私はひたすら、ずっと
あなたに似合う様な女の人に
なろうと背伸びしてきたりしてきたの。
だからね、ほら、あなたの肩に
私の頭がぶつかる位の
丁度いい背にもなって、
おとなしめの洋服で 大人びているあなたに
合うようになったでしょ??って、
心の中であなたに話しかけていた。
たくさん話したいことが
溢れすぎて、話せないなんて
誰かが言っていたけれど、
本当だったよ。 本当にあなたに
言いたいことが、呼吸と化して
空気になっていった・・・。
さようなら、一番 私が好きだった人
さよなら、私が 一番会いたかったあなた
好きすぎて、愛しすぎて、胸がくるしくて、
あなたに私は人を愛する事を教わりました。
もう会う事もないかもしれないから、
あなたに叫ぶよ 心の中で
私から去るあなたへ、
精一杯の『ありがとう』を
そして神様っ!!
あの人に会わせてくれて
どうも、ありがとう。
あなたと歩いた あの町に
やっとちがう季節が来る。
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