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thalassa
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作詞 ザボン |
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切り立った岩の上で悲しみを捧げます
肌寒い風にやつれたコートが震えます
夏空の色は遠くで融けたまま帰らない
降り積もる雪の重みで波さえ凍てついた
変わりゆくもの 変わらないこと
それぞれを許し、紡ぎ、飲み込んだ
どこまでも伸びる青の庭
支配者の夢の果てに建て上げた砂の城
いつか消え去ると知りつつも描き出した指
切り立った岩を越えて飛ぶ鳥を見ています
錆び付いた私でさえ彼のようになれますか
滅びゆく人 生き延びる者
何もかも創り、守り、破壊する
虚空まで響く潮の唄
この夜を泳いだ先に 傷は癒えるのでしょうか
叶うなら 乾いた器に 一滴の水を
笑い哭く人 静かなる物
とばりまで見据えるのか 命の故郷
空を切り裂いて光る海
きっと変わりゆくもの ずっと変わらないもの
全てを創り、守り、破壊するのは
彼方まで伸びる青の庭
変わりゆく人 変わらないもの
今になり気づく ここが私の故郷
悲しみも癒やす潮の唄
雲間へと続く青の庭
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