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作詞 空春 |
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長い眠りの中 甘い夢を見ていました
夢は夢だと 自分勝手に頷くだけでした
目覚まし代わりの動悸
百万年ぶりの疼き
これ以上カラダが大きくならない様に
月が溶ける頃には
あの棺に堕ちていることでしょう
吸血鬼と言われているほど
心を鬼にできないんです
どうして寂しい夜は
独りの夢ばかり見るのでしょう
浅い食事の後 赤い瞳が見えました
鋭い牙など 役には立ちませんでした
マントで覆い隠した吐息
月色肌の下のイブキ
銀の十\字痕が消える様に
絶えず流れているから
この響きが死ぬことはないのでしょう
吸血鬼と恐れられるほど
欲望は深くないんです
どうして悲しい夜は
独りの夢を見てしまうのでしょう
独りが寂しいから あなたの血を吸うのです
だから だから
これからは 二人で生きていけるんです
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