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空を飛んで
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作詞 茉田 |
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徹夜で編み出した脚本は
君の涙に流されて
拾い上げた文字たちの
しょっぱい温度に震えたよ
目の細い君
寝不足の僕
赤々とした赭
もう終わりだと悟った
終わりすら最後だと
泣き顔も怒りも知りたくない
空を飛んで肺を潰すんだ
脆いと後々困るから
きつく結んだはずだった
解れもしない白い糸
鋏を開いた君の指
噛み締める午後
溶け出した髪
二度と来ない明日
あまりに綺麗で萎えたよ
その笑顔も思い出か
嘘吐きは嫌いだと嘘吐いた
どうかそこで思いとどまって
僕の名前を呼ばないでくれ
空を飛んで
空を飛んで肺を潰すんだから
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本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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