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冷えた手
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作詞 きなこ餅 |
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白い雪が降る町 僕は落とし物をしたんだ
大切にしていたハズなのに 忘れてしまっていた
きっと泣いていたんだね 君が震えていたのはそのせいで
そんな心に気づかずに 笑って寒がりと言った僕
暖める為に繋いだ手 君には冷たい氷のようだったのかな
仕方ないよね 僕は君の何もかもを見なかったんだから
君から精一杯のメッセージ代わりの継ぎ接ぎの笑顔
それを可愛いだなんて褒めたね 君は俯いていたのに
いつから視界がぼやけたのかな それすら分からないまま二人は黙る
呟く歌は 掠れる声で 歌にならない
固い雨の弾む音 それが君の声をかき消して
曖昧に頷いてしまった 別れの言葉と知らず
もう終わりなんだね この手が離れたそのとき 幕下りて
その体の傷跡は 僕じゃ二度とは治せないんだね
君だけの特等席の手 今では風の通り道に変わり果てて
戻れないよね 僕が君の何もかもを裏切ったんだから
僕の心からの久々な笑顔がサヨナラを告げるだなんてね
そんな僕に最後まで微笑む ずっと優しい君でした
もう未来が噛み合わなくなった なのに今更だけど目に浮かぶんだ
君の笑顔が 君の涙が 君の背中が
もう未来が見当たらなくなった なのに今でもずっと耳に残るんだ
君の言葉が 君の嗚咽が 君の足音が
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