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砂嵐
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近頃巧く歩けない 積もり積もった鉛の所為だろうか
心に溜めたなんやかんやを吐き出す場所もない
今ではもう涙さえ枯れてしまった
悲しいかな どうだろう
弱音は吐かない 変な同情を貰うから
どうしたんだい？
そんな嘘の優しさを浮かべて僕に近づいて来ないでよ
違う 僕はそんな答えを聴きたいんじゃない
僕が求めているのは 僕が求めているのは･･････
あぁ 辛くって 泣きたくなって でも笑って
部外者の侵入を拒み続ける
さぁ 一緒に僕と泣いてはくれないかい？
存在せずとは承知の上 今も空を探してる
あの向こうに きっと誰か待っている
近頃妙に自分がおかしい 疎外感がなくならない
目に見えない何かが僕の周りに引かれてる
生まれつきの孤独には慣れていたのに なんでだろう
どうしよう
気付かぬうちに僕の場所はどんどん狭くっていた
嫌だ 僕はそんな答えを聴きたいんじゃない
僕が求めているのは 僕が求めているのは･･････
あぁ 苦しくって 張り裂けそうで それでも黙って
要らない物を守り続ける
ねぇ 一緒に笑ってくれないかい？
存在せずとは承知の上 今も夢を願ってる
あの向こうに きっと誰か待っている
枯れすぎた砂の風に吹かれたとき ふと感じた
僕の立っているところは何処？
そういや僕は何も動いてないじゃないか
そんな僕が誰かに求める権利などあるわけもない
あぁ 寂しくって 誰かに縋りたいのに止まって
安全な道を進み続ける
もう 一緒に歩いていけないかい？
存在せずとは承知の上 今も君を想ってる
あの向こうに きっと誰か待っている
少しづつでも良いか 歩き出そう
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