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Waltz
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作詞 しろかね |
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今夜で最後だろう 君は月へ帰る
別れを惜しむ為の 舞踏会へ行こう
覚束ない足取りと 頼りない月光
手をひいては導いて 離されたなら危うい
銀色の砂を散らした 星空の舞台に
終わりを迎える二人が 集ってラストダンス
どうか月が沈むまでは 静かなひと時を
誰もが願うことだから 風さえも凪いだまま
拍子外れの曲を 奏でる足音は
僕らの恋とよく似て 傷つけるしかできずに
くるくると踊るようで ただ流されている
ワルツのステップなど 僕は知らない Ah…
これが二人の最後だと わかっているから
もう少しだけでもいい 君の傍にいたいよ
たとえ君の心にはもう 僕はいないとしても
伝わるぬくもりだけでも 覚えておくためにどうか
夢中で踊る君は そう 僕の手を離して
一人月へ向かいながら 楽しそうにワルツを
もう声さえも届かない それでも伸ばした腕
風に吹かれて君の ぬくもりを忘れた
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