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マフラー
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作詞 ○o。愛香。o○ |
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素足に突き刺さる雪は痛くて
募る想いに比例して赤くなった
涙はそれと同じだけ零してきた
あなたは何も知らないだろうけれど
“大丈夫 大丈夫” そうやって
何度も言い聞かせ出来た 袖の濡れたシミ
思い出の中だけならば いくらでも
あなたを愛する事は出来た
だけど今 ただ此処であなたの名前を呼んでも
抱きしめてくれる腕などもう無い
そんな当たり前の事に何度唇を噛み締めただろう
在りもしない温もりを確かめたくて
飲み込んだ言葉を忘れようとした
ただ一つ残ってる思い出だけは
消えぬように 消えぬように……
初めて愛してる、と 言ってくれた日
夢じゃなかったよね? ちゃんと愛しあってたよね?
あなたと繋がってるもの 全部
今日で捨てると決めたよ
寒がりなあたしにくれたこのマフラーも
くたびれて疲れたって言ってる
離れても少しは温かいかと思ったんだけどなぁ
“大丈夫 大丈夫” そうやって
埋まるわけない隙間を あなたとの隔たりを
埋めた気でいた 広がった袖のシミはもう冷たい
思い出の中だけならば いくらでも
あなたを愛する事は出来たけど でももう
あなたと繋がってるもの 全部
今日で捨てると決めたよ
寒がりなあたしにくれたこのマフラーも
もう二度と温まることは無い
それでも あたしは
この思い出だけはずっとずっと、忘れないでしょう
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