|
|
|
箱
|
作詞 美浜 孝太郎 |
|
白く細い腕 精一杯僕の腕つかんでた
太陽が伸ばす僕らの影
揺れていた君の黒い髪
不器用で 気の利いた言葉見つからず
ただ君をぎゅっと抱きしめる
それしかできない僕なのに
君はいつも優しく笑ってた
小さく強く君は言った
「どうか泣かないで」と
そして君は目を閉じた
僕にそんな強さはなくて
箱の中の君 一杯の花に囲まれながら
太陽を隠す雲の群れ
空までが悲しんでるよ
君といた 散歩道・ベンチ・映画館
あの日から何も変わらない
だけど手を伸ばしてみても
君の手だけが見つからなくて
大人になれぬ君は言った
「ずっと大好きだよ」
神に届けこの祈り
僕にそんな力はなくて
ごめんね ごめんね
最後まで不器用で
冷たくなった君に
涙が止められなくて
|
|
|