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術。
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作詞 あーこ |
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体の傷はいつか癒えゆく
痕が残ったって 人はまた笑えるのに
心に負った 見えもしない小さな傷口は
あなたがいない限り不治の病
私なりに頑張ったつもりだったけど
あなたに届かなかっただけだよね?
私なりに精一杯想ってたつもりだけど
あなたがたまたま受け取りそこねただけだよね?
自分を励ます言葉並べては
余計虚しくなって
目にたまる 熱い痛みと 冷たい涙が
あなたの全てを思い出させる
あなたと行った 近くの海
真夜中の海には 月の道が揺れていた
水面に映るは 幾千の星
寄り添い合うほど近くにある 大きな星と小さな星
「なんだか俺達みたいだな」
嬉しそうに頷いた私と 切なそうに呟いたあなた
私バカだからさ 今になって分かったんだ
あんなに近くに見えるけど 本当は何億光年も離れてる
どんなに近くに居ても 心の距離はあの星達のように離れてる
そう、言いたかったんだよね?
季節は過ぎて
”あなたのいない日々”が”あなたといた日々”を越えて
確実に時間は 私を置き去りにしているけれど
忘れられる術など 今もなお分からなくて
忘れたくないから覚えないだけで
結局まだ好きなんだって。
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