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小さな恋、幼い愛
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作詞 菜桜 |
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緑の葉が芽吹くころ
恋の匂いが 漂いはじめた
初めて 本気で恋をした
幼いながらに 必死で愛した
寒い風の中 冷たくなりかけた僕の手を
君は 何も言わずに握り締めた
ただ「好き」と囁いた日々
時間が過ぎるのが
どうしようもなく 早かった
変わりゆく人の心に
永遠なんて 言葉だけだと
知っていたつもりなのに
ずっと君に 恋していたかった
一緒に刻んだ時間は
嘘のように 記憶となって
小さな恋は 儚く散った
今 君の隣にいるのは
僕じゃない 誰か
沢山した約束は
果たせないまま 消えてゆく
止まることを 知らない涙は
静かに頬を 流れてゆく
君の姿が 君の声が
君のすべてが いとおしい
強く抱き締めたぬくもりが
今も 忘れられない
移りゆく人の心に
永遠なんて 一瞬だけだと
わかっていたつもりなのに
ずっと君を 愛していたかった
一緒に刻んだ時間は
嘘のように 記憶となって
幼い愛は 虚しく散った
今 僕の隣にいるのは
君じゃない 誰か
5月の終わり
懐かしい 緑の匂いが
少し 深くなった
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