|
|
|
苗
|
作詞 ネメロ |
|
小さなその芽が
未来の世界の大樹になり
子供たちが登り遊ぶ
そんな事を思いながら初めてこの手で包んだ
狭くなった鉢から身をのりだす
植えかえてもまた空に向かい続け
いつか土に根を張り
花をさかしたろうに
雨にうたれた日々
太陽の下で乾きうなだれた日には
もう戻れない
もっと見てあげていたら
寂しくなるはずはなかった
ただ会いに行くだけでよかった
ひとつの季節しか
知らずに枯れた姿が残したのは
小さな命が生きた記憶と
大きく広がる空の下ひとつの場所
また君と似た人に出会っても
ただすれ違うだけで
振り返りはしない
|
|
|
本作品の著作権は作詞者に帰属します。
|
|
|
|