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恋ノ終
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作詞 あーこ |
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好き故に 強がって
愛す故に 嫉妬し
話すたびに言い合い いつからだっただろう
意地張り合うことに いい意味など何もない事など
分かってる 分かっている
でもそのこじれた絆を ほどく事出来ない
幼すぎる 僕達
始まりは些細なすれ違い 一個ずれた ボタンの掛け違え
それに気付かぬまま 終わりまで服を着終わった後に気付いた
全部全部何かが変わっていたこと
出来上がったものは いびつな不自然な愛だったこと
壊れそうになっては どうにか取り繕って
その技ばかり上達して
わざと見失わせた
二人が共にいる幸せを
君の姿を見るだけで 目を思わず伏せた
眩しすぎて美しかった 僕だけのものにしてたかった
出逢ったあの季節がまた来てるのに
思うのはただ 愛しすぎた君を愛せなかった僕
今思えば 君の事 傷つけるために出逢ったと思えるほど
僕は何度も 君に痛みをあげた
自分が弱すぎたから 君にぶつけることしか出来なかった
お互い心の片隅に望んでる 離れて歩くこと
愛し合った日々の延長線上
ゆらゆら漂ってても駄目だって そろそろ分かりきってるって
だから この言葉くらい 僕が言うよ 優しい君が自身を傷つけないように
君を傷つけるこの役目はいつだって 僕だ
「別れよう」
少し機嫌悪めの声で 低めの声で呟いた
少し笑って固まった君の表\情
ふと声が震えてしまったのを きっと君は分かってた
今日も夕日は同じ大きさで
綺麗に世界を絵に変えてくけど
初めて抱き寄せた あの時も
うりふたつの 素敵な夕日だった
ただ少し滲んで見えるのはどうしてだろう。
僕は自分の本当の気持ちに やっと気付けたのに
失って数秒後
あまりにも不器用だった恋は 終わりと共にようやく芽生え みずから散った。
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