|
|
|
雨粒の告白
|
作詞 あーこ |
|
星もなく 空はざわつき
空がぐずりだし まとわりついてくる大嫌いな雨粒
決まって私は寒がって不機嫌な顔
すると あなたは笑いながら 反則の言葉を呟いた
少し濡れた大きな手で 髪を撫でながら
「晴れた日もこんな日もずっと、一生一緒におるから。安心してな」
そんな事 言われたら
永遠に忘れられなくなるでしょう?
今もまた 心の奥底 響き続けている
かっこつけたがりで 照れ屋で 強気なあなた
恥ずかしがりで 意地っ張りな私
なかなか真っ直ぐに お互い なれなかったけど
幼さゆえ 好きという思いだけで どこまでも走れた
二人だけの世界を 見つけた
どんなに探しても どんなに歩いても
時間はひたすら前向き 後ろ向きな私の心など見向きもせず
それでも
記憶を辿って 思い出せば感じられる
幸せだと呼べた時間達
繰り返す宝物の言葉 一瞬一瞬の欠片
未だかさぶたも出来ない 自分のわがままな想い
あなたを今も消せずに ひとり 真夜中浮かばせてる
想いは涙に変わり
空に舞い
雲になり いつか
あなたの上に 大粒の雨を降らすでしょう
気付いてほしい。
ありえないと分かっていても
願って止まない
止める、それが出来るなら
さよならのあの日に 全てを捨てて生きられたでしょう
いつの間にかぐずりだした空
冷たい冷たい雨 私の 精一杯の愛言葉。
|
|
|