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Air-port
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作詞 空春 |
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不思議な箱を持った 髭面に向かって 名もないような誰かが咆えた
「大きさだけが 強さだけが 価値だなんて誰が決めた」
昔 人間に羽を生やして 夢に酔い潰れていた
今は空を見上げた鳥を もっと大きな鳥が火を吹いて飲み込む
違いを武器に 誰も求めないことをする
結局違いなんて見つからない みんな同じだから
一列に並んで 少年少女達が 涙を浮かべ嘔う
「青い瞳は 黒い肌は 死ぬ為にあるんじゃない」
どこにでも食み出し者はいるさ 僕がそうであるように
雲は形を停められず 常識の中にある自由にもがいて
何食わぬ顔をして 空を飛び越えてゆく
少し虫が良過ぎるんじゃないか 自分を偽るなんて
今日は何曜日だ 時計が頭の中でぐらつく
鉄の塊なのか ケツの蟠りなのか
そんな支離滅裂な 想いをどうにか引き留めながら
不安そうに消えていく 飛行機の尾を見つめてた
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