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Tuberkulose
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作詞 しろかね |
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そしていつか気付くのでしょう 彼方の愛情に
あたしを想う余りのこと だから許してあげる
いつかあたしも彼方の許へ 往くから待っていてね
もう一度出逢えたらその時 永久の愛を誓い合う
約束したのになぜ? でも「鍵を返して」
貴方が言ったから今日 訪れた部屋は
居るはずのひとが居ない 空っぽの箱に
残されていたもの 鮮やかな血痕辿れば
世界を支配した 紅が嗤う 赤 赫 殷
あたしの足の形 模っていく 刻みつける
苦しそうな顔をしないで 笑っていてほしいの
誰より愛しい彼方だけは 辛さなど知らぬまま
純白のドレスを纏う あたしの傍に寄り添って
少しだけはにかんだ顔で 永久の愛を誓いましょう
突然冷たくなった 彼方の態度に
戸惑いを隠せなくて 訳を聞かせてと
訊ねても答えはなく 静けさが満ちる
部屋から出ること出来ず ただ立ち尽くしました
胸を押さえる手が 握り締めていた 小さなリング
それだけが彼方の 温かさをまだ 憶えている
そっと触れて瞳をとじて 口接けを交わしましょう
赤い悪魔が襲ったことは 過ぎたことだと哂って
彼方の胸に咲いた花弁 静かになぞって撫でて
零れた涙が頬に落ちて それは彼方のもののよう
そして今気付きました その溢れるような愛に
彼方を想う余りのこと だから許して下さい
いつかあたしも赤い悪魔に 連れて逝って貰うから
もう一度出逢えたらその時 永久の愛を誓いましょう
悪魔が摘んだ 真っ赤な花束を持って・・・
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