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ナスカ
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作詞 絵山ナオ |
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もうダメだ 少年は膝をついた
握り締める砂漠の砂は
目指すもののように掴みづらい
見えない 地平の果てる場所が
景色が霞んで見えるのは
きっと陽炎のせいじゃない
立ちすくむ旅路を思う
気付けば街はホラ、もう
こんなにも遠く離れてしまった
君にツバサは無いから
この際ただ歩いていこう
弱音吐くたび 振り返るたび
長い足跡を目の当たりにして
遠くから辿った君の影が
今立つ場所に重なる
どうしよう 少年は途方に暮れた
広大な大地にただ1人
地図も方位磁針もないから
わからない 自分が何をすべきか
漠然とした焦りだけ
何かしなきゃと急かすから
現実に足踏みをして
意味の無い遠回りだけ
こんなにも多く残ってしまった
君にツバサは無いから
この際ただ歩しかない
涙するたび 立ち止まるたび
泥にまみれた靴を見て
遠くから辿った君の影が
今立つ場所に重なる
君の足跡は迷った分だけ
壮大な地上絵を描くだろう
飛べない君に神様はちゃんと
大きな羽根を用意してくれた
君にツバサは無いから
この際ただ歩いていこう
弱音吐くたび 振り返るたび
未完成の絵が惜しくなる
遠くから辿った君の影が
今立つ場所に重なる
遠くまで辿る君の背が
きっと立つ場所に重なる
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