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一日の終わりに
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作詞 ザボン |
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海辺は夕暮れ
溺れる太陽
それは夢にも見た
終わりの風景
遠くの灯台
船はもう来ない
旅に別れを告げ
小さく手を振る
あなたを手放して
どれほど経つのだろう
あの日に帰ること なぜか
心が 願っている
捨てた時間の中に
何か見つけられたの
使い古してきた革ぐつは
すました顔で
黙ったままで
海辺は夜空を
溶かして消えてく
僕は地面の淵
小さく座って
きらめく夜空に
浸した左手
触ると逃げていく
届かない星
優しさ置き去って
何度笑えただろう
凍える道の途中 のどが
命が 渇いていた
永い旅路のあとで
何を探し出せたの
泥まみれのリュックさえ
大切なもの
抱えてるのに
月の光に照らされて
影が遠く 伸びていく
暗い哀しみばかりが
広がっていく
永い旅路の中で
何を願っていたの
もしもこの風景に 灯台を
灯せたのなら
導けたなら
よかったのに
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