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THIN
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作詞 porunoageha |
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はるか昔
世界が二つに
割れていた頃
東と西の支配者
一人の女性を見初めた
白く真珠のような美しい肌と
透き通ったサファイアの瞳は
見るもの全ての心を狂わせた
世界が大きく揺れた
業火のマントを
身に纏い
二つの国は
身を削りだした
美しい女の
声は遥か遠く
多くの犠牲に
消されていた
「神様はなぜ私に力だけは与えてくれないのか」
見えぬ終末
響く叫び
世界は暗く
荒んでいた
女は毎夜星を涙で濡らし
祈りは彼女を苦しめた
力のない私ができる事
ふと金の剣に手を伸ばす
今宵この血は
涙に変わる
私のために
流れた血と共に
天空で
赤く光る星は
悲惨な物語の
生き証人になる
「神様が与えた最後の試練の結末を見届けて」
物語はここでおわり
赤い星は今も輝いてる
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