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赤い涙
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作詞 黒夜 |
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ズタズタの腕に
光る銀色を滑らせれば
流れる涙が命を教える
ゆっくりと流れて
排水口に吸い込まれていく
赤を虚ろな瞳で見つめてた
手首に咲いた深い瞳から
伝うは 赤い涙
幾筋にも流れ落ちる
別に気付いて欲しいなんて思わない
どんな言葉でも
僕は僕でしかないから
逃げ出したいんだよ
こんなとこにいることが苦痛なんだ
手首伝う赤が
真っ白な洗面台を染める
指先に伝わる鈍い鼓動
何の為に 此処で
僕はこうして呼吸してるのか
「どうして」なんて つまらない質問
開いた光の向こう側には
白い世界が見えた
何処かで見たような景色
僕の奥底に潜む深いやみを
壊して 切り刻んで
泣けない弱い僕のかわりに
溢れ出す鮮血
幸せになんてなれないと思った
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