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雨のスピナー
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作詞 ザボン |
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止めどなく落ちる丸い波紋
降りしきる雨を嘆く羽虫
地面の絵 真似て円を描く
溶けていく雫 流れ落ちて
また溢れ出した まるで輪舞
呼吸はもう意味を忘れていく
凍えるような悲しさが
声にならない絶望が
四つの滑車を転がして
回る
六月に枯れた青い花は
晴れ渡る午後の記憶の中
目を閉じて 浅い夢に浸る
冷えていく温度 嘆く羽虫
またこぼれ出して 願う輪廻
視界はもう君を忘れていた
生きられぬほど苦しくて
息をするのも辛すぎて
沈みかけのこの空間で
叫ぶ
六月に枯れた花と
晴れ渡る午後の記憶
降りしきる雨と踊る
スケートを履いた羽虫
止めどなく涙 落ちて
跳ね返る水の飛沫
止めどなく描く波紋
スケートで描いた円
なぜ人は死ぬの
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