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ミルキー
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| 作詞 ザボン |
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むっつり猫は椅子の上
黒いしっぽ ゆらゆら
お昼のお日様受けて
ぼんやり 俯いたり
「なんだよお前、暇なのか。
僕もだけど。喋るか」
それでもヤツはそっぽをむいて
人の顔 見向きもしなくて
小道に日差し ペットショップへ
話し相手と友達探し
ふたり ひとつのオリ 覗き込む
小さなまばたきで
こっちを見つめ返す女の子
おはよう 呼びかけたら
ミルク色の毛並みが
僕らの目を奪った
ぶっすり猫もごきげん
椅子の上で ゆらゆら
可愛いミルキーのそば
くっつき 離れないで
「いいなあお前、彼女いて。
な、ちょっと仲間に入れてよ」
そしたらヤツはしっぽを立てて
人の事 のけ者にしたり
いつでも一緒 雨が降っても
風が凪いでも知らんぷりして
ふたり ひとつの椅子 座ってる
小さな幸せに
思わずなで声の男の子
隣で 笑いかける
ミルク色の彼女は
永遠だと思った
永遠だと思った
ある朝猫は眠ってた
光の中 ひらひら
真っ白な寝顔 だけど
触ると 冷たかった
黒猫 そこで座ってた
光の中 きらきら
「どうすればいい？」 泣きそうな顔で
僕の事 じっと見ていた
芝生に日差し 両手に天使
抱えた重み 溶け出した雲
ふたり 見上げた青
涙 零れないように
小さなベランダで
天の川に手を伸ばしてみる
隣で 何を思う
ミルク色の彼女は
星雲のどこかに
さよなら 君を思う
夜に溶ける黒猫は
ひざの上で揺れてる
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