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cage
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作詞 文文 |
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檻の中で 一人きり 見ていた
檻の外は どれだけ 愉快だろう
ぼくは檻にかけられた錠の
鍵を何故かその手に持っていた
カチャリと 音がして 錠が開き
檻の外は どこまで 続くだろう
ぼくはすぐに遠く駆け出した
未だ見ぬすべてを知りたかった
開放されて見えた
現実は寒くて狭かった
愉快なはずの未来
信じられなくなっていた
引き返し 一人きり 入っていた
檻が無くて 取り乱し 大泣きだ
帰る場所があったはずなのに
鍵ならこの手にまだ持ってるのに
そしてぼくは 一人きり 自分が
何者かも 分からなく なっていた
ぼくを包んでくれてた檻の
ぬくもり やさしさ 知らなかった
開放されて見えた
夢には自分を磨り減らし
ただ良いことといえば
現実を手の中に掴めた
仕方なしに 始めた 仕事だった
わずかな糧 稼いで 生きている
でも自分で稼いで分かった
檻の中が外だったんだ
開放されたように
ぼくらは檻に入れられた
この手にまだ鍵がある
誰かの檻を開けるため
存在意味はあるか
ぼくの鍵のみが開けられる
錠を探しているよ
それが
かけがえの無い守るもの
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