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cage
作詞 文文
  檻の中で 一人きり 見ていた
  檻の外は どれだけ 愉快だろう

 ぼくは檻にかけられた錠の
 鍵を何故かその手に持っていた

  カチャリと 音がして 錠が開き
  檻の外は どこまで 続くだろう

 ぼくはすぐに遠く駆け出した
 未だ見ぬすべてを知りたかった

   開放されて見えた
   現実は寒くて狭かった
   愉快なはずの未来
   信じられなくなっていた

  引き返し 一人きり 入っていた
  檻が無くて 取り乱し 大泣きだ

 帰る場所があったはずなのに
 鍵ならこの手にまだ持ってるのに

  そしてぼくは 一人きり 自分が
  何者かも 分からなく なっていた

 ぼくを包んでくれてた檻の
 ぬくもり やさしさ 知らなかった

   開放されて見えた
   夢には自分を磨り減らし
   ただ良いことといえば
   現実を手の中に掴めた

  仕方なしに 始めた 仕事だった
  わずかな糧 稼いで 生きている

 でも自分で稼いで分かった
 檻の中が外だったんだ

   開放されたように
   ぼくらは檻に入れられた
   この手にまだ鍵がある
   誰かの檻を開けるため

   存在意味はあるか
   ぼくの鍵のみが開けられる
   錠を探しているよ
   それが 
   かけがえの無い守るもの

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル cage
公開日 2006/02/19
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント 人生って檻の中で守られてる。それが窮屈であったりして出ようとすると現実の風に吹かれ、磨り減る。そういうものなんだと思い書き上げました。
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