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スケッチブック
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作詞 文文 |
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一生懸命に描いていた 美術の時間のデッサン
机を片付けていたら 偶然にも出てきた
スケッチブックを開いてみる 懐かしい絵が残ってる
左手をずっと描いていた ページをめくるたび上手くなっている
あのころ見えていた手
今ある手と違うのか
掴んでいるものが違うから
しわが増えてきたのか
先生が添削に書いていた 指の短さは変わらず
スケッチブックに手を当てて 確かめてみた時
左手はそっとあのころの ぼくの手のひらと重なり合っている
あのころ掴んでいた手
この左手に君の手
あったかいキモチ戻って来る
しわの増えた左手に
無くしたものばかり このデッサンの左手は
持っていて ぼくは 悲しくなった
捕まえた夢の種 今頃咲いたはずなのに・・・
あのころ見えていた手
今ある手と違うけど
無くしたものよりも
僅かに増えたものもある
スケッチブックに描いてみる 今を生きる左手を
先生の添削はないけど 君の手は離したけど
鉛筆を握る手、黒鉛で 真っ黒にしながら今を描いている
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