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からくり
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作詞 澄湖 |
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一歩踏み出すこの足は
しっかりと土を踏んでいる
けれど両手はどうだろう
虚しく風に晒される
ずっと貴方を見ていました
少しでも近づきたくて
勉強もいっぱい頑張りました
周りはすごいと褒め称えるけど
私は貴方だけ見ていました
また一歩踏み出そうとすれば
その足は空を踏んでいた
やばいと思うももう遅い
風に切られて落ちていく
ようやく貴方は気づきました
憧れていたその瞳には
ちゃんと私が映っています
この日をどんなに待ち望んでいたか
そっと手を伸ばします
私の手をすり抜ける貴方
其処でやっと気づいた私
貴方の瞳は私なんか映していない
さらにさらにその後ろ
目の前が暗くなっていく
いつか叶うと信じた恋
無意味だった数々の努力
残ったのはたった一つの壊れた螺子
周りに散らばるのは粉々の硝子
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