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雪だるま
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作詞 新藤 勝義 |
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実際冬は寒すぎる 風は畳み掛ける様に僕を襲う
踏みしめる霜の音 確実に今までの道のりを刻む
本気で毎日生きてきた 本気で喧嘩も感激もした
だからすべての存在を 僕らは決して否定しない
舞い落ちる雪の中で舞い上がれ僕らの夢
叶うかなんて関係ない 追いかける今が欲しいんだ
寒さで手が悴んでもちっとも酷とは思わない
温める為に吐いた息が 白いことすら喜ばしいんだ
実際冬は寒いけど 冬だからこそのものもある
だからこそ冬の存在を 僕は受け入れるんだろう
舞い落ちる雪の中で舞い踊りはしゃぐ子供
まだ薄い雪を掻き集め 素手で雪だるま造ってる
寒さで手が悴んでもきっと酷ではないんだろう
精一杯造ったそれは 精一杯の夢が詰まってんだ
天空を照らす朝焼けが白い時間を奪っていく
光が世界を見おろす頃 足元の雪は色を失う
自分の姿が消えることもきっと酷ではないんだろう
精一杯造られた君は 精一杯の夢が詰まってんだ
崩れていった君を見て彼はきっと泣くだろう
それでも必死で立て直して 君のかたちをなぞるんだ
君が崩れていくことを 彼は知らずに造ったんだろう
それでも彼は言えるだろうか 「造ってよかった」と
「また造りたい」と言えるだろうか
舞い落ちる雪と共に舞い上がれ僕らの夢
壊れるだろうそのかたちを 築いてる今が好きなんだ
寒さで手が悴んでも ちっとも酷とは思わない
精一杯造った君は 精一杯の夢を持ってんだ
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