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銀色の詩
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| 作詞 ザボン |
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握ったつるはし 銀色に光る
鉄の部屋に 高く刺さる音
屋根裏トロッコ ランプを揺らす
身体の中が ぼんやり見えて
乾いた喉も見ない振りをする
世界の工場 外は霧の街
忙しく動く 機械と人の手
「お金がないなら 働きなさい」
誰かの声が 胸にむち打つ
滴る汗は黒く濁ってた
大事なものは 無くしてしまった
探しても暗くてよく見えないし
それでも僕は 働くんだろう
銀のつるはし 持ってさ
屋根裏トロッコ 通り過ぎていく
暗い部屋に 響く刺さる音
遠い記憶の パパとママ
僕にはどんな 名前を付けたんだろう ああ
握ったつるはし 火花を散らした
冷えた頬に やけどを作って
乾いた地面に ボロボロの靴
細い親指 微かに見えて
怖さと涙 知らんぷりをした
持ってた夢は 忘れてしまった
思っても暗くて見つからないし
それでも僕は 働くんだろう
銀のつるはし 取ってさ 持ってさ
遠い記憶の 空の色
僕にはどんな 世界があったんだろう
遠い世界の パパとママ
ぼくにはどんな 命をくれたんだろう ああ
大事なものは 無くしてしまった
泣いても叫んでもどこにもないし
それでも僕は 働くんだよ
部屋の向こうに 見つかるなら
持ってた夢を 探しにいくんだ
どこまでも暗くて手探りだけど
それまで僕は 働くんだろう
銀のつるはし 持ってさ 持ってさ
屋根裏トロッコ またやってくる
暗い部屋に 強く尖る音
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