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赤ノッポの下で
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作詞 ザボン |
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僕は人混みの中で
来るはずも無い明日を待っているんだ
投げたヒコーキの裏に
書いた言葉はもう忘れた
僕は人混みの中で
遠くて狭い空を見上げるんだ
そこに赤い高い塔
暗い雲を貫いている
僕は人混みの中で
まじまじと赤ノッポを見上げるんだ
高い高い赤い塔
僕はてっぺんまで登ってみた
僕は赤ノッポの上で
街並と人混みを見下ろすんだ
雲を空を突き抜けた
この場所に僕は立っているんだ
この場所に僕は立っているんだ
僕は赤ノッポの上で
渦巻いた人混みを見下ろした
同じ道を何回も
懲りずに唯唯歩いている
その分赤ノッポの上は
僕以外 誰ひとり居ないんだ
髪を吹き上げる風が
心の奥を通り過ぎた
やがて赤ノッポの上は
自由を求めた人だかり
そうかみんな怯えてる
来るはずも無い明日は来ないと
そうか僕も怯えてる
僕は人混みの中へ
僕は赤ノッポの下で
ヒコーキに書いた言葉を思い出す
僕はそれでも進むよ
例え明日がどんなに来なくても
明日がどんなに来なくても
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