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ミギドナリ
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作詞 KAZZ |
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目の前そっと息を止めた
眠る君は天使の様に微笑んで
次に来る穏やかな朝を見ないままに
あの遠い遠い夜空のカナタ
あの日の君の笑顔は眩しすぎて
僕はうつむき そして眼を閉じた
最後の言葉 必死に探して
力の限り叫んだけれど
声にはならなかった 最後の夜
今日も何もなかったようにまた
夜は訪れ 僕は夢の中
マブタに映る懐かしい景色を
終わらないように 醒めないように
必死に夢の続き描いてた
どうしてだろう? 涙出てこないよ
君のいない明日が 独りぼっちの明日が
僕には想像できなくて またココで
ただずっと この空見上げてる
今年も春はまたやって来て
同じ季節 同じ様に過ぎていく
ただひとつ ひとつだけいつもと違うのは
ぽっかりと空いた ミギドナリ だけ
歩道に咲いた小さな花を
二人いつも見ていたよね 覚えてる?
あのときと同じだね 雲ひとつ無い空
道端に咲いた笑顔のキヲク
ココロの扉 鍵はまだかけたまま
きっと二人が同じ道の上
一緒に生きた完璧な世界は
小さな小さな石につまづき
もろくも崩れ去った 最後の恋
未だに過去を引きずる僕のことを
遠く彼方で君は見てるかな
再び二人出会うコトはない
君は空の上 わかっているよ
わかってる だけど僕はまたココへと
いつからだろう?時間は止まってる
君のいない今日が 独りぼっちの今日が
僕にはまだまだ早すぎて また空へ
ただずっと 君に問いかけ続ける
破れた地図は書きかけのまま
振り返ればあの日のままの君がいる
いつかまた もう一度二人はこの場所で
巡り会う そんな気がしたんだ
今年もきっと思い出すのは
僕のココロ握りしめるあの笑顔
右腕に残ってる微かな温もり
春風も今はまだ冷たいな
僕にはまだ...
人は忘れ行く生き物だけど 君と過ごしたこの季節は
忘れたくなくて 忘れられなくて
「生きることはつらいなぁ...」
おもわず漏らす一言が胸を刺す
今年も春はまたやって来て
同じ季節 同じ様に過ぎていく
ただひとつ ひとつだけいつもと違うのは
ぽっかりと空いた ミギドナリ だけ
君から聞いた花の名前を
今でもまだ覚えている 忘れない
すっきりと晴れ渡る雲ひとつ無い空
道端に咲いた笑顔のキヲク
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