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アーモンド
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作詞 Sanosuke |
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朝日が今 昇ったよ
今日は待ちに待った日
ラジオによれば今日は快晴
徹夜で作った計画書
君に最高の日をあげるため
夢と現実がつながった
この気持ちを告げるよ
君はまるであのアーモンドの花
あの香りは忘れない
待ち合わせの時間少し早く着いたら
君はすでに笑顔で僕を迎えた
私服姿の君に驚きとまどった
可愛いよと一言言えばよかったな
君に手を引かれて歩き出す
計画通りには行かない
天も僕に味方せず
計画は崩れ散る
雨宿りのために店に入る
店内の隅にあるゲーム
中には一つのぬいぐるみ
君は切なさそうに見つめる
僕は小銭を取り出し
心をクレーンに乗せる
夢が叶ったはずなのに
君に最高の日をあげられない
君はまるであのアーモンドの花
二度と咲いてはくれないだろう
小銭のない僕に近寄って
優しい気持ちをありがとう
ちょっとがっかりの笑顔
湧いて溢れる罪悪感
帰りの夜道二人歩みながら
二人安傘の下で無言のまま
交差点で君は背を伸ばし
僕の頬にキスをした
驚いて僕は傘を落とす
濡れながらも立ったまま
君は照れて駆けだした
雨の中僕は一人立っていた
今でも頬に温もりが残る
言葉なしで君の心は伝わった
君はまるであのアーモンドの花
今日も綺麗に咲いている
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