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夏冬哀思(かとうひおもい)
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作詞 きなこ餅 |
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カーテン開けて空を見上げた
朝の光 普段より眩しくて
僕は自分の寂しさ 忘れていた
この部屋に君は居ないと知ったのは
乾いた夏 風吹かぬ夏でした
風鈴を指で鳴らすほど
蒸し暑い日々が続いたけれど
君の笑顔は涼しくて
君の存在に気づいたのは
失ってから 無くしてから
当たり前は時が経てば当たり前じゃなかった
僕は自分の無力さを知った
窓を開けて風を感じた
夜の星 普段より冷たくて
僕は自分の苦しさ 忘れていた
この部屋で君と約束をしたのは
湿った冬 雪降らぬ冬でした
朝霜を手でかき集めた
白い螢が舞い降りてこない
君の笑顔が暖かいから
僕の在処に気づいたのは
手放してから 忘れてから
心の傷は時が経っても癒えることはなかった
僕は自分の涙の味 知った
空を見上げる度に
自分のちっぽけさに泣いて
君を捜す為に 毎日アルバム 見ているよ
ねぇ 今どこに居ますか?
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