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僕の全てへの回帰
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| 作詞 ザボン |
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生まれた時から僕は
明るいトコに居たんだ
大きいパパとあったかいママの間
生まれたての瞳から
初めて見れた世界は
草木も花も笑って僕を迎えてた
それがある日 闇が町をさらい
空も風も 全て消して行った
残された僕は 「怖い」って叫ぶ
だけど悲鳴は 暗い部屋に吸い込まれた
触ってよ誰か震えるこの指に
笑ってよ誰か凍えるこの胸に
どんなに叫んでも こんなに叫んでも
それなのに 悲鳴は 暗い部屋に 部屋に
生まれた時には僕は
明るいトコに居たはず
大きいパパとあったかいママの傍で
闇に捨てられた僕は
初めて見れた世界や
草木も花もさっぱり忘れそうになる
そしてやがて 黒い雨が降って
皮膚も何も 全て溶かしていく
残されたモノは 「寒い」って叫ぶ
鼓動微かな 心臓のひとかけらさ
気づいてよ誰か小さなこの声に
見つけてよ誰か僅かなこの息吹
どんなに叫んでも こんなに叫んでも
それなのに 鼓動は 徐々に弱く 弱く……
闇と雨に閉じられた瞼は
過去の夢に開かれたあの日の
光を思い出し 貴方を思い出し
重い扉を押して行く僕を見た
会いに行くよ今！ 震えるこの足で
会いに行くよ今！ 骨張ったこの腕で
ああ会いに行くよ今！ 闇がまた襲っても
会いに行くよ今！ 雨が吹きすさんでも
あああ 心臓は欠片から
生まれたての僕を
笑うままの友を
初めて見れた世界を………
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