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竜也。
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作詞 あーこ |
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今日の帰り道
私の心とは裏腹に綺麗過ぎる夕日
キミと見た帰り道の夕日も
こんな感じで綺麗だったね。
でもどうしてかな、余計悲しくなってくる
忘れようと思うたび 思い出すキミの言葉
「ずっと一緒やから」
そう言って私の頭をなでた あの日。
「お前んこと、マジで好き」
って、誕生日にプレゼントくれた いつかの夜
「大好きやから、たくさん思い出作りたい」
その言葉、すごく嬉しかったよ。
でも…でも…
今残る思い出たちは いつかの輝きを失い
途方に居場所を求めてる
大好きだけでは足りないものって何?
キミの欲しかったものって何?
自問自答しか出来ない自分が 物凄くみじめ
いつか話したよね
「あんたと別れたら友達と髪切り行かなきゃ〜」って。
そしたらキミは笑って言った
「そうなん?でも俺、お前のその長い髪好きなんやけどな。てか、髪切りいかすような事は絶対せんから安心してな。」
その言葉、ずっと信じてたよ
信じてるだけじゃ、キミには何も届かないのかな…
幼い自分。泣く事しか出来ない自分。
いつも強がってたけど、
キミがいなきゃ 何も出来ない ちっぽけな人間。
ねぇ、覚えてる?
私が好きな、キミの仕草。
後ろから抱きしめてくれる時、顔を私の肩にのせて甘えてきた顔。
運転してた時の横顔。
ふいに出すタバコの煙。
お風呂から聞こえて来た キミの歌声。
朝起きると必ず 痛がってた腕。(腕枕してくれてたもんね)
私が泣いてたら困ったような顔をして『ごめん』って言ってずっと側にいてくれて。
私がカッコイイって他の男を褒めると、幼稚園児のように単純に拗ねて。
あぁ、どうしてだろうね。
大切な思い出より、キミの何気ない姿や何気ない言葉だけが痛いほどに心に染み付いてる。
消えかけた首元のキスマークが
私達の終わりの日からの距離を物語る。
もう1週間…キミは今何をしてるの?
何を想うの…………
最後のメールは いつもの「おやすみv」だった。
綺麗なまま、消せずにいる。
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