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現実でいてリアルでない
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作詞 その5 |
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人間の目の悪さを利用した
本当は3色しかない光の中
僕は全てを見せられた気になる
ある人は他人の恋愛を見て
愛が欲しいと嘆くだろう
ある人は他人が歌うのを見て
あそこで歌いたいと夢見るだろう
あそこに映ってる人が
10万もする料理を食べて
うまいうまいとか言ってるよ
なんてこの世は馬鹿みたいに平和なんだろう
また今日も黒い箱の中
どっかの誰かが映されている
僕は全てを見せられた気になる
ある人は他人が馬鹿にされるのを見て
馬鹿みたいに楽しく笑う
ある人は他人が殺されたというのを見て
ただ嫌な時代だと言うだけ
あそこに映ってる人が
助けてと泣き叫んでも
悲しいと思った次の日には
何もないかのように忘れ去られるんだろう
なんて世界は全てが他人事で
なんて全てが簡単に見えるんだろう
人が夢を叶えるのも簡単
人が愛をもらうのも簡単
人が幸福を得るのも簡単
人が死んでいくのも簡単
あそこに映ってる人が
今日も事件のこと言ってる
でも次の日には忘れるのさ
なんてこの世は馬鹿みたいに平和なんだろう
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