|
|
|
ピアノ
|
作詞 その5 |
|
白と黒のステージの上
一人細く白いあなたが踊る
優しく舞うあなたの指
高音に乗せた悲しい声
部屋に響くその音色は
あなたの深層心理かい
僕には悲しみしか聞こえない
ゆっくり流れるメロディーの中
あなたのピアノの演奏は
こんな古びた部屋なんかの
蛍光灯に照らされるより
月明かりがよく似合うだろう
あなたの悲しみを乗せた
哀しい魔力に惹かれてく
その独りのステージの上
僕があなたの悲しみを
一緒に背負ってあげる為
付け焼刃なピアノを弾く
部屋には不協和音だけ
美しいあなたに似合わない
それでもそっと隣に座って
汚いメロディー綺麗になった
二人のピアノの演奏は
僕が足を引っ張るだけで
美しくも悲しくもない
少しでも忘れてくれたかな
独りで弾く悲しいメロディー
笑顔はないけど楽しかった
あなたは今日も独りステージの上
高音ばかりのほんの少し悲しいメロディー
|
|
|