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優しさという凶器
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作詞 その5 |
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どうして君はそんなに
僕に優しくしてくれるんだ?
実際僕はその優しさに惹かれ
君を彼女と呼べるようになった
そしてやっぱり気付くんだ
君の優しさは普通じゃない
その優しさが僕には怖い
どこまでも底なしの沼に
飲み込まれてもう抜け出せない
君の優しさだけが怖い
僕がその理由を知ったとき
恐怖はさらに恐怖になる
あとどれくらい一緒に居れるんだろう?
君の命はどれだけ持つかわからない
だからこその君の優しさ
どうして僕が恋した君が
そんな状態になってしまったんだ?
本当はもうずっと前からそうだったらしい
でも僕らはお互いを愛せた
そして今更悲しむんだ
君の優しさが普通じゃないこと
その優しさが僕には愛しい
唯一無二の君の心が
もう一番失くしたくないもの
君の優しさだけが欲しい
僕がそれを思い始めたとき
神様は悪魔に見えてくる
突然君が崩れ落ち僕は助けを呼ぶ
普段声にも出せない大声を上げて
助けを誰かに求めてでも
君が共に歩けなくなったとき
僕はきっともうダメになる
だから誰か僕らを助けてくれよ
二人を一思いに殺してくれてもいい
それも一つの救いだから
でもそれをしても幸せとは違うの
それはさらに二人を裂くだけ
二人はもうふれあえなくなる
君は一人天に向かい儚く散る
僕は一人地に落ちて崩れ去る
そしてまた君の優しさを求める
恐怖にも似た優しさを
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