|
 |
|
ヒゲ親父！！
|
| 作詞 その５ |
|
誰だか知らないヒゲ親父が
僕の目の前に風のように参上
名もない引換券を渡す
意味もわからず唖然とする僕
親父はオレを超えてみろと言い去る
こんなバカな話があるかよ
オレはそんなことを思いつつも
ポッケに券を大事に閉まった
何時間親父の後を追っただろう
どこまでも続くかのような一本道
先は何も見えはしない
でもすぐ後ろに我が家はある
もう止めて帰るとするか
僕は止めて家に帰った
汗ばんだ体気持ち悪い
ひと風呂浴びて眠るとするか
もうあの出来事からいくらたったろう
僕はそんなことを忘れてただ歩く
その先にはあの親父！
忘れた頃に参上しやがる
そして僕はまた唖然
僕が昔なりたかった夢
親父が変わりにやってやがる
貴様何様だクソ親父！
話しかけた僕に一言だけ言う
引換券は持ってきたか？
そんなものはもうとうの昔
どこにやったかも忘れたよ
でも今ここに来て気付いたんだ
親父よく見りゃサンタじゃね〜か？
僕の馬鹿みたいな昔の夢さ
もうそんな子供だましは忘れた
いや
現実を知らされて誰かに忘れさせられただけ
失くした券を必死に探した
ない、どこにもない！
いつか夢見た親父への夢の引換券
必死に探したところで
もうこの現実は僕には広すぎる
もうこの現実は僕に夢さえ見させてくれない
いや
現実を知っていても僕にはチャンスがあった
失くした券は自分で失くしただけ
頼むよ親父オレにもう一度チャンスを与えてくれよ
自分で捨てた夢にもう一度願う
そんな自分勝手を誰も助けはしないだろう
そして僕の前から親父は消える
自己嫌悪という罪を僕にきせて
|
|
|
