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もう言えないから
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作詞 奏 |
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1年にも満たない短い時間の中で 柄にもない言葉を、君のためになんど口にしたのだろう 君に届けばと、勇気を振り絞って出した声は ほんのすこしでも君に聞こえていたのだろうか 私はどうにも不器用で 自分でも自分のことがわからないほどの馬鹿で 嫌いなところしかないくらい自分が好きになれなくて そんな私にに何度も、「好きだよ」と言ってくれて、素直に嬉しかったよ たとえ嘘でも、とてもとても嬉しかったよ もう無理だとわかってはいるけれど、できるならば 嘘でもいいから、夢でも構わないから 今にも消えてしまいそうなその言葉を もう一度だけ私に言ってほしい なんて、君に何も伝えられなかった私の我が儘が通じるはずもなくて もらっただけの想いを、君に返せなくてごめんなさい 直接言えない、臆病で卑怯な私を許してください 好きだったよ 傷付けてばかりでごめんね でも、ずっとずっと、大好きだよ
君の誕生日、一度しか祝えなかったね。 たった一言二言の、ありきたりな言葉にも喜んでくれた君の笑顔が、今も忘れられません。 もう、言えないから、来年と再来年とそれから先の分も
『誕生日おめでとう。生まれてきてくれて、ありがとう』
どうか、これからの君の人生が、とても素敵なものでありますように |
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