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水平線
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作詞 少年アリス |
波止場に腰掛け 夜明けを待った コンクリートと沈黙を分け合い 煙に包まれた身体 嗚呼、 まだであってほしいが 直にここにも朝が来る 波の引いていくように 霞は退いて 光が差し込む その力強さに押し出されて 日の出と共に去っていく人 遠ざかる彼の最後の唄が 冬凪の彼方から鳴り渡っている 平伏す思いで 俺は聞いていた 今 この時 街は喪った哀しみに染まる 貴方を 今は誰もが口を閉ざす 抜け殻のビルディング 虚ろな信号機 路上は涙で輝いている どうしようもなく 俺は聞いていた その為には追い掛けてでも 俺は聞いていたいんだ まだ まだ 本当には聞こえていない 止まった時間に〈今〉はあり得ない メロディーは次の海へ漕ぎ出す 俺に止めることは出来ない |
公開日 |
2017/03/30 |
ジャンル |
その他 |
カテゴリ |
別れ |
コメント |
遠ざかる彼の最後の唄が 冬凪の彼方から鳴り渡っている |