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ドミネーター
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作詞 しらゆき |
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僕を縛ってきたのは、
いつだって幸せじゃない大人だった
そのくせ、社会の常識とか厳しさを
身体に教え込まれてきた
「次、がんばります」って
僕もあまり好きではないけど
曖昧な努力と決心が、
周りから見たらお似合いらしい
適応能力に欠けている、と
暴言暴力が一番だ、と
弱肉強食の社会で
不要物はすぐに取り除かれる
平等になんて幸せを勝ち取った奴の見解だ
「限界を決めるな、超えていけ」
「前だけを向いて、振り返るな」
なら、過去に犯した罪や後悔は
全部見て見ぬふりしろと言うのか
心が折れても、足が竦んでも
進み続けるヒーローってやつは
大人の偏見によって進みざるを得ない
僕らと同じ “される側” だ
共存をしたとして
傷口が悪化するだけで
自由を選んだとして
悪態が逃げていくだけで
幸せを追い求めている
愛を知るため藻掻いてる
僕にとって利益なんて一つもないから
愛されたかった、ただそれだけで
失うものがこんなにもあるのか
認めてほしかった、ただそれだけで
消えゆく時間を惜しまなきゃいけないのか
質の悪い教育と
出来の悪い情愛とが
未完成な僕を作り上げる
素敵で綺麗な不幸と
不格好で汚い幸せじゃ
どちらを手に取ればいいのだろう?
正しい選択をしたとして
完成してしまえば人間は死ぬ
「間違いなんかない」ならどうして?
「思ったまま答えて」ならどうして?
僕たちは正しさを優先しなきゃいけないのか
正解が悪に手を染めることなら
正義が人を殺める生き物なら
それが間違いじゃないと言うなら
それを正しいと言い張るなら
お前らの理不尽さも辻褄が合うけど
支配されてばかりの愚か者よ
僕たちよ、叫べ。
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