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唯、夏を探して
作詞 あかさてな
もう一度あの海を見たくて
始発に飛び乗り 列車を乗り継ぎ
一日たった数便しか走らないバスに乗り込み
やっと辿り着いた思い出の場所
まだ春も早いせいか 風も波も冷たくて
灰色に煙っていた
波打ち際を素足で歩きながら
あの頃の君を探して居た
何処を探しても君が居ないと知りながら

昼下がりの陽射しが
時折流れる雲の群れに遮られながら
波打つ海を照り返していた
突然風が強く吹き出して
被って居た帽子が波の向こうへと飛ばされて行った
何時まで待っても帰らない帽子を諦めて
夕暮れが迫る頃まで砂浜で座り続けて居た

僕は一体何を待ち続けて居るのだろうか
まだ春も早い此の思い出の海で
もう此処には居ない君の面影を追い求めて
唯、あの夏を探して
唯、思い出に浸りながら
もう一度君の笑顔に、笑い声に逢いたくて
もう一度あの夏に逢いたくて
唯、あの夏を探して

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 唯、夏を探して
公開日 2019/10/11
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ
コメント 此の詩は、早春の海辺で一人佇む人、と言うシチュエーションを考えて、書き綴った作品です。
あかさてなさんの情報













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