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左手のうた
作詞 新田拙
開いたままの目をふさいで
三十分先の未来へ行って
三十五年の過去へ戻る

きみの義手はきみのもの
誰がつくったものでもなくて
はじめからきっとそうだったはず

きみの涙はどこへ行く
深く地中へもぐりこんで
化石の目覚めになるだろう
冬の枯れ葉を徐々に溶かして
新たな季節を生むだろう

赤色のままの顔を覆って
図書館全ての本を読み
生まれたときの記憶をなくす

きみのからだは僕のもの
誰のものでもないというのは
はじめからきみもわかってただろ

きみはもがいてどこへ行く
外の世界へあがりこんで
誰かに救われたいのかい
僕の気持ちを放っておいて
誰かに救われたいのかい

瞳の先できみがもがく
心の中できみはもがく
もがいた傷は踏みしめて
行かなきゃならない場所がある

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 左手のうた
公開日 2018/04/02
ジャンル その他
カテゴリ 片思い
コメント 一方的で犯罪臭さえする上に冷たい。
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